【眠らないとどうなるか】ロシア睡眠実験【都市伝説】

 


人生の三分の一は睡眠が占めているといわれている。

人間にとって必要不可欠である睡眠を怠るとどうなるのか。

 

1940年代後半。

ロシアの研究者の間で覚醒ガスの開発中、被験者5人を1部屋に閉じ込めその部屋に覚醒ガスを充満させ強制的に眠らせないという実験が行われた。

 

被験者は第二次大戦中、国家の敵とみなされた政治犯

完全に密閉された空間で15日間ガスで覚醒状態にさせられた。

当時はまだ監視カメラはなく、小型マイクとスピーカー、それとマジックミラー製の監視窓で室内の様子を監視していた。

被験者が生きているかは室内の酸素量計で確認された。

 

室内には約一か月分の食料、水、トイレ、本、寝具のない簡易ベッドが置かれた。

研究者は被験者に「1か月間眠らなければ釈放する」と伝え実験はスタートした。

 

 f:id:Shii_Z:20191108015513p:plain

1日~5日

何事もなく実験は順調に行われていた。

被験者たちは一か月後に釈放されることを信じておとなしく眠らないことに従っていた。

 

 

6日目

被験者にストレスが見え始めた。重度の妄想や幻覚を発症した者もいた。

意思疎通が困難になり被験者たちは互いの会話をやめ、代わりに独り言を言うようになった。

そして部屋に設置された小型マイクに向かってぶつぶつとなにかを囁くようになった。

 

f:id:Shii_Z:20191108015619p:plain

 

 

9日目

ここから急変する。

それまでおとなしかった被験者の1人が急に叫びだし、部屋中を走り回りだした

絶叫は数時間続き、やがてもう1人も叫び始めた

ほかの被験者はまだマイクに向かって独り言を言っている。

異常な行動をとる者は増え、自らの排せつ物を部屋中に塗りたくる者もいた。

研究者たちはこの時点で実験中止を検討する。

 

 

 

14日目

マイクへの独り言がなくなった。

監視窓にも排せつ物が塗られ中を確認することができない。

研究者たちは反応を得るために

「釈放する。扉の前で全員伏せろ。」

とマイクを通して被験者に言い放った。

すると

「私たちはもう釈放されたくありません。」

 

それ以上の反応がなかったため15日の深夜扉を開けることを決定する。

 

 

 

15日目

部屋に送られていた覚醒ガスを止め、新鮮な空気を入れた。

するとこれまでにないくらいの叫び声が響き、ガスを戻してくれ、と。

中の様子を確認すると、4人生存、1人は死亡していた。

死亡していた1名を確認すると内臓が飛び出ており、肉もむしられたようにはがれ、骨が見えていた。

過去5日分の食料は手付かずで、生存者4人の口の周りは血だらけだった。

死亡した者の足はなく、排水溝に詰め込まれていた。

排水が妨げられ部屋には血が溜まっていた。

 

被験者を外に運び出す過程で激しく抵抗されたため

研究者数名が彼らに殺された

 

被験者を治療するために手術を行ったが、4名が出血で死亡。

1名だけ生存した。

 

研究者はこの結果に興奮し、生き残った1名を部屋に戻すことにした。

 

しかし被験者は研究者の持っていた拳銃を奪い取り、研究者を撃ち殺した。

ほかの研究者がとっさに彼に銃口を向け、

 

「おまえは何者なんだ」

 

と尋ねると被験者は

 

「わたしたちはあなた自身です。

あなたたちの中に眠る狂気です。

いつも自由になることを望んでいる。

あなたたちが光にいるとき、わたしたちはおとなしくしている。」

 

f:id:Shii_Z:20191108015645j:plain

 

 

研究者は一瞬凍り付いたが、その被験者を銃で撃った。

 

「だから、ほとんど自由」

 

とだけ言い残し最後の被験者も死亡した。

 

 

 

 という都市伝説だがこれは海外の都市伝説系のサイト”Creepy Pasta” による作り話である。

www.creepypasta.com

 

 しかし作り話であったとしても睡眠をとらないとこの実験のようになりそうだ。